こんにちは!
育休に興味あるけどどんなメリットがあるんだろう?
旦那に育休とって欲しいけど、どんなデメリットあるんだろう?
こんな疑問に答えます。
本ノートの内容
・男性で育休を取得する5つのメリット
・男性で育休を取得する3つのデメリット
・男性が育休を取得を考えている方へアドバイス
本ノートを書いている私は新卒から10年働いた会社で、1年間の育休を取得して、9ヶ月目を迎えています。
私が育休を取得しようとした際は、会社の男性で1ヶ月を超えるような長期の有給を申請する人がおらず、男性が育休をとる上での情報がほとんどなかったので、(あったとしてもほとんどが育休の制度の対する説明)同じように悩んでおられる方の参考になれば幸いです。
男性で育休を取得する際のメリット5つ
実際に育休をとってみて、自分が感じたメリットを紹介していきます!
①子どもの成長を日々感じられる
日々子どもの成長を実感できるますし、夫婦で共有しながら楽しく子育てができます。
0歳児の凄いところは、毎日できることが増えていきます。1週間単位で見ると本当に成長していきます。
最近だと、つかまり立ちするようになったのですが、その1週間後には親の手に掴まって足を前に出そうとします。その1週間後には、何も掴まらずに5秒ぐらい立っています。
働きながらでも子どもの成長を感じられるのではないかという方もいらっしゃると思いますが、働いていると平日は子どもが起きている時間帯はほとんど家にいませんし、週末も仕事疲れで1日中子どもの面倒はなかなか見れないと思います。
少なくとも自分は働きながら子育てしていたらと仮定すると、今ほどHanaの成長を感じられてなかったと思いますし、今それができているのは育休をとったおかげです。
②育児の負担を折半できる
夫婦で育児ができれば、ママの育児の負担が軽減でき、お互いゆとりを持って生活できます。
これまで夫婦2人で過ごしてきたところに突然何もできない赤ちゃんが1人増えるので、思った以上に大変でした。
我が家も出産前に色々準備していましたが、いざ赤ちゃんが生まれると全てが初めてのことで不安ですし、何をするにも時間がかかります。
また日々の生活が赤ちゃん中心で自分たちのスケジュール通りに動かないので、なかなか心が休まりません。
特に生まれてすぐは日中を問わずに2~3時間に1回授乳かミルクが必要ですし、おむつを頻繁に替えないといけないですし、突然泣き出したらなぜ泣いているかわからない中で対応しないといけなません。
出産前に心構えしているつもりでも、赤ちゃんは思っているよりもずっと大変でした。
男性が育休をとって夫婦2人で育児できれば、相談しながら育児ができますし、交代で休むこともできます。
子育ての負担は半減しますし、子育ての楽しい部分は2人で共有できるので、我が家はとても楽しく子育てができています。
③奥さんの産後をサポートできる
出産は女性の体に大きな負担なので、出産後に男性が家事や育児でサポートすることで、母体の回復にあてることができます。
出産は3kgの赤ちゃんが女性の体からでてくるわけなので、それだけでも母体に大きな負担がかかります。
さらに女性は妊娠から出産で10kg以上体重が増えます。出産すると胎児と胎盤などで6kgほど体重は減りますが、それでも妊娠前よりも4kgも体重が増えているので、体のバランスが妊娠前と出産後で大きく異なっています。
アジアでは、産後の肥立ち(さんごのひだち)といって出産後に一定の期間を定め、体調を整えるための名目でゆっくり休みます。私が駐在していた中国では坐月子(zuoyuezi)と言い、1ヶ月ほど産後病院に入って女性の産後ケアをしている同僚がたくさんいました。それを見ていたので、私自身も妻の産後のケアはしっかりしたいと思っていました。
妻の場合は、出産で出血量が多かったこともあり、出産後3ヶ月ほど恥骨痛に悩んでおりました。その期間できる限りの家事や育児をサポートできたので、育休を取得して良かったなと思いました。
④子育てや教育について一緒に考えられる
子育てや将来の子どもの教育について一緒に考えられる時間ができます。
我が家は初子だったので、子育てで分からないばかりですし、ちょっとした子どもの変化でも心配になってしまいます。
2人で子育てしていると色々相談できますし、子育ての情報得たり、本を読む時間もあるので、その都度一緒に考えながら子育てができます。
特に最初は子どもの世話、必需品の買い物、育児の役割分担など考えないといけないことがたくさんあります。
一緒に子育てしていると大変さを両方とも分かっているので、助け合いや役割分担がスムーズにいくのではないかと思います。
もし自分が育休を取得せずに週末だけ育児を手伝っていても、なかなか育児の大変さを理解し、納得した形で役割分担ができなかったのではないかと思います。
我が家では、育児を分担しながらやっていますし、それぞれが子育ての本を読んで、良い内容があったらシェアしながら将来の子育てについても色々話し合っています。
⑤自分・家族・子どもの将来について考えられる
育休をとった副産物ではあるのですが、自分・家族・子どもの将来について考える時間ができました。
これまで10年間同じ会社で働いてきましたが、育休を取って、初めてゆっくり自分のことを考える時間ができたなと思いました。
結婚も1つの大きなターニングポイントですが、出産はそれ以上に大きなターニングポイントになりますし、生活も大きく変わるので、自分のこと・家族のこと・子どものことを考えるとても良い機です。
育休をとってなかったら、仕事+育児になりますし、夫婦ともにゆとりがなく、日々生活を送るだけになっていたなと思います。
育休を取得される方は是非この機会に自分・家族・子どもの将来について考えてみてください。
男性で育休を取得する際のメリット3つ
実際に育休をとってみて、自分が感じたデメリットを紹介していきます!
①収入が減る
家族が増えるのに収入が減るのはとても不安です。
育休を取得すると育児給付金が支給されるので、最初の6カ月(180日目まで)までは67%(月額上限:299,691円)、7か月目以降は50%(月額上限:223,650円)まで支給され、所得税も免除されるので、実際に手取りは6カ月までが約80%ほど、7カ月目以降は約65%ほどになります。
我が家の場合は、6ヶ月目までの収支はトントンで、7ヶ月目以降からは貯金を切り崩しながら生活しています。
もともとお金が足りなくなることを理解した上で育休を取得しているので、大きな問題はなく、楽しく生活しています。
出産はお金がかかるイメージですが、出産費用は出産一時金の補助がありますし、子どもが生まれてからは子ども手当で15,000円/月の支給もあるので、出ていくお金も多いですが、後日入ってくるお金もあります。
うまくやりくりすればそれほどお金をかけないことも可能です。
最悪貯金を切り崩しての生活になるので、育休の取得を考えられている場合は、最低生活費の3ヶ月分の貯金をしておくことをオススメします。
②男性が育休をとることへの理解度が低い
2018年のデータで男性の育休取得率はたった6.2%しかありません。その中で1ヶ月以上の育休を取得する人は、約16%です。これは育休取得しない人も含めると全体の1%しかありません。
詳しいデータをまとめていますので、興味のある方は下記をご覧ください。
会社で育休を申請する時も理解されない場合がありますし、子どもの検診に妻と子どもと一緒に付き添った時も他の方はみんなお母さんと子どもで来ているので、ちょっと浮いてしまいます。検診は平日なので、だいたいお医者さんから「育休ですか?」って質問されます(お医者さんとしてはいい意味で質問されてるようですが…)。
市の検診に行くと30人ぐらいの親子がいましたが、父親きているのは我が家を除くと1組ぐらいしかおらず、一部の検診部屋は男性が入れませんでした。
世間的には男性の育休を推進しようという流れがありますが、実際に取得してみると周りの理解はついていっていないのも実情だなと感じました。
③仕事のキャリアにとってマイナス
育休をとることで、不利益を与えてはいけないと定められていますが、実際育休をとって会社に戻った時にマイナスに働くことはあってもプラスに働くことはないのではないかと思います。
私も育休を申請する時に一部の上司に嫌味を言われましたし、実際育休から戻ってその上司がいた場合は、何かしらマイナスの評価になるだろうなと思いました。
ただ、育休を申請した当時はモヤモヤしてましたが、期間が過ぎれば、どうでも良くなっていきます。
期間ごとの心境の変化を振り返っていますので、興味のある方は下記をご覧ください。
同じ会社に戻るのであればキャリア的にはマイナスになると思いますが、期間が経てば気持ちは収まりますし、最悪転職という方法もあるので、それほど悲観的になる必要はないと思います。
まとめ~男性で育休を取得を考えている方へアドバイス~
これまで、男性で育休を取得する5つのメリットと男性で育休を取得する3つのデメリットをノートしてきました。育休の取得に興味がある方がこのノートを読まれていると思いますので、実際に育休を取得している立場から僭越ながらアドバイスさせて頂ければと思います。
①優先順位をしっかりと考える
子どもが生まれてくる=家族が増えるということなので、自分の生き方を見直すタイミングでもあると思います。育休の取得を考えられている場合はメリット・デメリットをしっかりと精査して、方向性を考えられるのがオススメです。
②家族に相談する
育休の取得のメリット・デメリットを整理できたら、パートナーに相談してください。相手の考え方を聞いた上で、一緒に今後の方向性を考えることをオススメします。
このノートを読んでらっしゃる中には旦那に育休をとって欲しい女性もいらっしゃると思います。その場合は、そもそも育休という選択肢がない男性も多数いらっしゃるので、育休のメリットとデメリットを伝えて、育休の選択肢を提供してあげることから始めてみてください。
本日のHanaあるある…
夜中起きて誰もいない親の布団に移動する
それでは、またのお越しをお待ちしております。
コメント