こんにちは!
先日Hanaの乳児湿疹の薬を薬局に処方してもらいに行った時なのですが、
こちらの薬ありますか?
あります!ジェネリックで大丈夫ですか?
・・・はい
ここ数年薬を処方してもらったことなかったので、勢いに負けて『・・・はい』と言ってしまいましたが、なぜこんなに薬局がジェネリック医薬品をすすめるのか調べてみました!
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは!?
先発医薬品の独占的販売期間の終了後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品である。販売名は、各統一ブランド名称の後ろに剤型と「会社名(屋号)」となっている。後発薬、GE薬といった略称で呼ばれることもある。『Wikipedia』より
薬局でジェネリック医薬品がすすめられる理由
ジェネリック医薬品がすすめられる背景
日本の医療費は年々増加しています。平成29年度の医療費は42.2兆円(前年比+2.3%)であり、その中で調剤費は7.7兆円(前年比+2.9%)で医療費全体の18.2%を占めています。増加する医療費の削減に向け、厚生労働省は様々な方針を打ち出しています。その内の1つに「後発医薬品の使用促進」があります。
先発医薬品に比べ価格の安い後発医薬品を使用することで調剤費を抑えることが目的です。
この施策は平成19年から始まり、当初34.9%であった後発医薬品率は、平成29年9月には65.8%と10年間で約倍になりました。更なる後発医薬品の使用促進を目指し、平成29年6月に、「平成32年(2020年)9月までに後発医薬品の使用割合を80%とする」という新たな目標が発表されました。
この目標を達成するための施策として、平成30年度の診療報酬改定では、後発品使用体制加算の加算取得条件が厳しくなりました。
後発品調剤体制加算とは!?
(簡単に解釈すると、薬局が後発医薬品(ジェネリック医薬品)をお店にしっかり揃えて、患者さんの幅広い要望に応えられたことに対するインセンティブ)
後発品調剤体制加算は下記のように改正されておりジェネリック比率が85%以上だと26点(260円)もらえるようなっております。
ジェネリック医薬品のメリットとは!?
利用者
先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品なので、利用者にとっても費用が抑えられます。
政府
医療費の7割~10割を負担している政府としては、ジェネリック医薬品の利用が進むことで年間8兆円近い大きく調剤費を抑えることができます。(ジェネリック医薬品は先発医薬品より50%以上安いようです。)
保険薬局
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の割合を増やすと保険薬局は調剤報酬(後発品調剤体制加算)を多くもらえるようにあるので、収益があがる反面、後発医薬品は薬価差益が先発医薬品に比べて少ないので、トータルで考えると収益が上がるかどうかはけっこう難しいところのようです。
今の厚生労働省の方向性のままだとジェネリック医薬品の販売割合を高めないと将来的には経営が難しくなるようです。
個人的にかなり興味があるので、別途調べてみました!興味のある方は下記をご覧ください。
【調べてみた#16】薬局が安いジェネリック医薬品をすすめる理由②!
薬局でジェネリック医薬品がすすめられる理由
政府(厚生労働省)が医療費抑制のためにジェネリック医薬品(後発医薬品)は使用促進をしている。
保険薬局の多くは、調剤報酬(後発品調剤体制加算)を多くもらうためにジェネリック医薬品(後発医薬品)の比率をあげようとして、ジェネリック医薬品をすすめているようです。
個人的には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)は『先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一である』という前提がありますが、時間が経った時に子供が同じ症状が発生した場合に以前処方された薬を使いたいけど、どれだったか分からないみたいな時に先発医薬品の方が情報が得られやすいというメリットがあるので、子供の薬は先発医薬品の方がよいかなと思います。
本日のHanaあるある…
薬局は後発品調剤体制加算をもらうためにジェネリック医薬品をすすめてくるので、前もって先発医薬品にするかジェネリック医薬品にするか決めておくべし
(その場ですすめられると断りにくい)
本日のHanaあるある…
大きい鼻くそがとれると親は達成感がある
それでは、またのお越しをお待ちしております。
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