こんにちは!
これまで数冊佐藤ママの本を読んだことがあり勉強になったので、こちらの本も読んでみました。
これまで読んだのが受験勉強に対する本だったのに対して、今回の本は幼児教育向けに特化した内容になっていました。
3歳までに絶対やるべき幼児教育をオススメしたい人
この本はこんな方にオススメです!
・幼児教育に興味のある人
・幼児教育に絵本、本、図鑑 、童謡を取り入れたい人
ざっくりこんな本~3歳までに絶対やるべき幼児教育~
子ども4人全員を東京大学理科III類に合格させた佐藤ママが考える頭のいい子に育てる幼児教育本。
勉強、習い事、遊具、家の環境、話し方など佐藤ママが子どものために考え、実践した基礎学力や豊かな感情を育むための、具体的方法&実践的アドバイスをまとめています。
佐藤ママが特にオススメしているのは、読み聞かせ1万冊や童謡1万回で、それぞれのメリットや実践するときに工夫する点についてもまとめてくれています。
印象に残った言葉~3歳までに絶対やるべき幼児教育~
・ところが、「絵本」「童謡」には、年齢の《旬》があるのです。絵本や童謡に癒される感性を育むためには、やはり3歳までが一番いいと思います。
・小さな子どものときに得た感性は、大人になってもずっと生きていく支えになります。
・とりあえず、親がよいと思うものは全部気楽に3歳までにやらせてみることです。
・入学までの6年間で、学習習慣はつけておくべき
・美しい日本語を聞かせ、人間の優しい感情を感じさせながらきれいな言葉を覚えさせたい
・子どもが生まれてからの3年間は、実は親が自分の思い通りの教育がある程度実現できる期間なのです。
・勉強が苦ではない素直な子どもに育てることが比較的楽にできるのです。
・最初の3年間は、母親になるための修行であり、それはそれで発見するものも多く、面白い3年間となります。
・絵本はハッピーエンドが多いため、育児と家事で疲れてイライラするお母さんの気持ちを落ち着かせてくれる、かなり便利なアイテムだと思います。
・何かを教え込もうという大人の魂胆が透けて見えると、子どもは途端にいやになるようです。
・乳幼児期には「将来、国語や算数の点数を取れるようにしたい」といったやましい気持ちは捨ててほしいと思います。純粋に目の前の絵本を親子で一緒に楽しむことだけを考えることで十分です。
・長男が生後6カ月の頃、とりあえず公文式の教室に見学に行きました。そのとき、教室に掲示されている「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」と書かれた紙を見て、公文式のスローガンをはじめて知り、「3歳までに童謡を200曲歌い、絵本を1万冊読み聞かせ、子どもとコミュニケーションをとると、言葉の能力と感性が育ち、賢い子になる」という説明を受けました。
・知識というのはそのバスタブにポトンポトンと水滴を落とすようなもの
・長男の今までの生活に、じわじわとプリントを侵入させようとして考えた方法が「自分がプリントをやる」ことです。
・英語よりも国語
・とにかく日本語で人間の基礎を作り、英語をあとで身につける
・地道でアナログなことが何よりも大切なのです。
・「時間を決めて適度に遊ぶ」のは無理
・「子ども部屋」に行くことは勉強のハードルになる
・最初にはっきりと決めておかないと、あとでお父さんや祖父母らと揉めるのです。
・わが家は主人と方針を確認し合い、2人で赤ちゃん言葉を使わないようにしました。
・どう呼ぶかはご家庭で決めればいいと思いますが、大切なのは親の感情によって呼び方を変えないということです。
・叱るより褒めるほうが子は育つ
・子どもを褒めるときには「なぜ褒めているのか」をきちんと伝えましょう。
・褒めるとき同様、叱るときにも必ず理由を添えましょう。
・同じように、子どもがお皿を割ったとき、安価なお皿ならそんなに腹が立ちませんが、ブランドものや大切にしているお皿だと思わず激怒してしまいますよね。
子どもにとっては、皿を割った、服を汚したという同じ失敗をしただけなのに、怒られ方が全然違うのは理不尽だと思い、納得いかないでしょうね。結局は、親が怒らないための工夫をするべきだと思いました。子どもが小さい間は大切な食器はしまっておき、落としても割れない素材の食器や値段が安い食器を使い、高い服やお気に入りの服は着ないことです。
・創設者の考えや方法が、幼稚園・保育園のすべての先生や保育士さんに徹底されているかどうかはわかりません。
・「幼稚園は楽しく遊ばせてくれたら、それでいい。教育はしてくれなくてもいい。私がするから!」と思っていました
【3位】習い事は勉強系、運動系、芸術系の3つに絞る
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習い事は2つから3つにして子どもが興味のあることをやらせたいと思う。できるだけ勉強系、運動系、芸術系の3つの方向のものをチョイスするようにしたい。
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【2位】叱るときに言ってはならない三大禁句
①「ダメ!」は子どもの自信や好奇心をつぶす
②「○○しなさい!」ではなく、口調に気をつける
③「○○に言うよ」は子どもへの脅しになる
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子どもの好奇心を保つためにも三大禁句は気をつけたいと思います。
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【1位】絵本に夢中にさせる6つのルール
ルール①読む速さを変え、緩急をつける
ルール②間を大事にする
ルール③場面や人物に応じて、声色を変える
ルール④擬態語や擬音語の読み方を工夫する
ルール⑤ページのめくり方も緩急をつける
ルール⑥目の前に子どもを座らせて読まなくてもいい
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子ども4人にそれぞれ絵本を読まれた方が導きし出した方法なので、是非参考にしたいと思います。
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本の紹介~3歳までに絶対やるべき幼児教育~
書名:3歳までに絶対やるべき幼児教育
著者:佐藤亮子
出版社:東洋経済新報社
発売日:2019/12/6
単行本:324ページ
著者プロフィール~佐藤亮子~
大分県出身。津田塾大学卒業。大分県内の私立高校で英語教師として勤務。
結婚後、夫の勤務先の奈良県に移り、専業主婦に。長男、次男、三男、長女の4人の子どもを育てる。長男、次男、三男は灘中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。長女は洛南中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。現在、長男と次男は医師として活躍。三男と長女は東大医学部の学生。その育児法、教育法に注目が集まり、全国で講演を行う。
まとめ~3歳までに絶対やるべき幼児教育~
オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆
巻末付録にオススメの「絵本・本・図鑑 200冊」&「童謡130曲」リストがあるので、絵本・本・図鑑 ・童謡を探しているならそれだけでも読む価値は十分ある。
佐藤ママの幼児教育のオススメ法が書かれているが、科学的根拠に基づいているものではなく、佐藤ママの主観によるところが大きいので、そういう点では物足りないが、子ども4人全員が東京大学理科III類に合格しているという実績から考えるとかなり説得力のある教育方法とも言えます。
佐藤ママは子育ては女性が行うものという考え方ですが、同じ考え方や子育て=女性が行うに割り切って考えられる人にはオススメできる。
すでに佐藤ママの本を読んだことある人は内容の重複部分が多いと思うので、つまみ読みがオススメ。
この本を読んで、子育てに活かしたいこと
・絵本・本・図鑑 ・童謡を導入
・子どもに話す口調を気をつける(三大禁句を使わない)
・褒めるとき同様、叱るときにも理由を添える
本日のHanaあるある…
散歩でベビーカーに乗っても全く喜ばない
それでは、またのお越しをお待ちしております。
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