【調べてみた#37】8割以上が実施する初節句を大解剖⇒桃の節句と端午の節句を徹底比較!

#調べてみた
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こんにちは!

 

お食い初めに続き、またまた確認の連絡がきました…

常識の壁

もうすぐ初節句だけど、どうしますか?

特にやる予定なかったのですが、連絡きた以上は知っておきたいので、初節句について調べてみました!

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初節句とは?

子供が生まれて最初に迎える、特定の節句である。

男の子なら最初の端午(5月5日、こどもの日)、女の子なら最初の上巳(3月3日、雛祭り・桃の節句)が祝われる。終戦前後までは旧暦でおこなわれていたが、現在は新暦が普通である。

かつては家督を継ぐべき長男の初節句は親族総出で盛大に祝われたが、近年では家意識の衰退に伴い次子との差をつけることはほとんど見られなくなった。

『Wikipedia』より

節句とは、日本の四季や季節の節目を、伝統行事を踏まえて祝う式日のことで全部で5つあり、五節句と呼ばれています。

■五節句
1月7日:人日(じんじつ)の節句【七草の節句】
3月3日:上巳(じょうし)の節句【桃の節句】
5月5日:端午(たんご)の節句【菖蒲の節句】
7月7日:七夕(しちせき)の節句【笹の節句】
9月9日:重陽(ちょうよう)の節句【菊の節句】

その中で初節句は、生まれてはじめての節句(季節の変わり目)のことで、女の子は桃の節句(3月3日)、男の子は端午の節句(5月5日)のことを指します。

もともと節句は厄を払う行事でしたが、今では赤ちゃんの健やかな成長を願う行事として行われています。

ただ、生まれて1〜3ヶ月ぐらいに節句がくる場合は、赤ちゃんとお母さんの体調のことを考えて、その翌年行うことが多いようです。

桃の節句と端午の節句についてそれぞれみていきます!

 

桃の節句を知る

桃の節句の由来

平安時代の貴族が薬草を摘み、その薬草で体の穢れをお祓いして健康と厄除を願う「上巳の節句」が始まりとされています。

ひな祭りの起源となっている「流し雛」が行われるようになり発展していきました。

室町時代になると上巳の節句は3月3日に定着し、紙の雛人形から豪華なお雛さまを飾って宮中でお祝いが行われるようになっていきます。

江戸時代になると女の子の人形遊びである「ひいな遊び」と節句の儀式が結びつき、正式な祝日とされて「ひな祭り」として全国に広まっていきます。

 

桃の節句のお祝い方法

諸説あるようですが、女の子の初節句は妻の実家が雛飾りを飾ることが多いようです。

ひな人形を飾り、両家の祖父母や親せきなど身近な人を招いてお祝いするのが一般的です。

ひな飾りは、正月の七草が過ぎたら飾ってもよいと言われています。一般的には立春(2月4日)ごろから1週間前ぐらいに飾る人が多いようです。あわててお節句前夜に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされるので避けましょう。3月3日を過ぎたらあまり遅くならないうちにしまいます。

雛人形はもともと子供の厄災を引き受ける「身代わり人形」という意味があることから、一組の人形をお下がりとして他の女の子に引継ぐのはよくないとされています。

理想的なのは「女の子ひとりひとりに雛人形を贈る」ことです。

もし、次女・三女が生まれた場合は、新しく人形を購入するのが理想ですが、雛人形以外の市松人形やつるし雛の人形を足しても良いとされています。

この場合、長女に雛人形、次女以降(双子も同様)に、「市松人形」や「つるし雛」を足して初節句をお祝いするのが通例のようです。

 

桃の節句のお祝い膳

ちらし寿司とはまぐりのお吸い物が定番のようです!下記、よく使われる定番の食材を紹介します!

はまぐり:女の子の美徳と貞節を意味する(はまぐりなどの二枚貝は、対の貝殻しか合わないことから、一夫一妻の願いを込めて)

よもぎ:薬用効果があり、菱餅の緑に使われています

えび:海老は長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすること / 海老の赤色がめでたく、縁起がいい

はす(れんこん):穴があいていることから、見通しのいい人生

豆:健康でまめに働ける

 

桃の節句の定番の食べ物
菱餅:赤は解毒作用のある赤いクチナシの実を入れ、魔よけの色。白は菱の実を入れ、子孫繁栄、長寿、純潔を願う。緑は強い香りで厄よけ効果があるよもぎもちを入れ、健やかな成長を願う。
ひなあられ:もともとは、菱餅を細かく切って、砂糖を絡め炒ったもの。白、緑、ピンク、黄色の4色が一年の季節を表わしている

 

桃の節句の実施する人の割合

2つの会社でアンケートを実施されているのを見つけました!

株式会社ベビーカレンダーのアンケート調査によると、91.2%が桃の節句を実施されていました。「いいえ」と回答した方は8.8%と少数でしたが、その理由の多くは、「子どもが生まれて間もない時期なので、翌年に持ち越した」というものだったので、ほとんどの人が実施されていると言えます。費用総額の平均は約12万円で77.8%(約93,000円)が雛人形の費用になります。

もう1つのEPARKのアンケート調査によると80%が桃の節句を実施されているという調査結果がでております。

株式会社ベビーカレンダーのアンケート調査の方が詳しくアンケートをとられているので、オススメです!

 

端午の節句を知る

端午の節句の由来

奈良時代に5月5日の節会(宮中の宴会)が5月5日に開かれていたことが始まりとされています。

鎌倉室町の時代になると、政治の中心が朝廷から武家に移ります。

武家の間で菖蒲と「尚武」(武を尊ぶ)の読みが同じであることと菖蒲の葉が武士の持つ刀に似た形であることから「尚武の節目」として重んずるようになり、発展していきます。

江戸時代になると武家の間だけでなく、広く庶民の間にも広まり、男の子の健やかでたくましい成長を祈る行事として全国に広まっていきます。

端午の節句が5月5日になった理由
端午の「端」は「はじめ」つまり月の始まりのことです。「午」は「午(うま)」の日の意味。月の初めの午の日というのが元々の意味でした。
奈良時代に「午 (ご)」「五 (ご)」と音が通じることから、5が並ぶ「5月5日」が端午の節句として定着します。

端午の節句のお祝い方法

地域によって異なるようですが、男の子の初節句は夫の実家もしくは妻の実家が鎧兜、五月人形(武者人形)、鯉のぼりを贈ることが多いようです。

端午の節句では鎧兜、五月人形(武者人形)、鯉のぼりを飾ります。

最近では、コンパクトなサイズもあり、手軽なので、兜飾りが主流のようです。

一般的には、春のお彼岸があけた頃(3月25日頃)から飾り始め、5月5日が過ぎたらあまり遅くならないうちにしまいます。

雛人形と同様に、五月人形もひとりひとりに新しい五月人形を贈ることが理想的のようです。

ただ、次男・三男が生まれた場合、五月人形は雛人形のように「新しい人形を足していく」というよりも、長男が持っていない「鎧兜」などを足していくことが通例のようです。

端午の節句に飾る理由
鎧兜、五月人形(武者人形):男の子が病気や事故などの災厄を逃れ、力強く成長してくれること。鎧や兜は、身を守るためのお守りとして飾られた鯉のぼり:中国の故事成語で有名な「登竜門(とうりゅうもん)」で急流の滝を登りきった鯉が、登竜門をくぐり抜け、天に昇り龍になるといわれたことから、鯉のぼりは出世の象徴とされている菖蒲:解毒作用がある薬草となっており、菖蒲の葉の独特の香りが厄を払ってくれる

端午の節句のお祝い膳

桃の節句とは異なり定番のメニューはないようです!下記、よく使われる定番の食材を紹介します!定番の食材を紹介します!

ブリ:成長するに従って名前が変化する出世魚で、子供の出世を願う

鰹:「勝男」とかけて

鰻:人生がウナギ登りにあがっていくように

えび:海老は長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすること / 海老の赤色がめでたく、縁起がいい

たけのこ:まっすぐに育ちますように

豆:健康でまめに働ける

端午の節句の定番の食べ物
初節句とは関係なく、端午の節句で定番の食べ物も調べてました!
関東地方では「柏餅」、関西地方では「ちまき」を食べることが多いようです。
北海道や東北地方では「べこ餅」、山形県や島根県では「笹巻」、長野県から岐阜県の山間部あたりの木曽地域では「朴葉巻(ほうばまき)」と地域によって特色があります。

実施する人の割合

1つの会社でしか端午の節句でアンケートを実施されているのを見つけられませんでした。

EPARKのアンケート調査によると80%が端午の節句を実施されているという調査結果がでております。

 

桃の節句と端午の節句を徹底比較

桃の節句と端午の節句を表でまとめてみました。

節句名 桃の節句 端午の節句
時期 3月3日 5月5日
対象 女の子 男の子
起源 平安時代 奈良時代
お祝いの品 雛人形 鎧兜
五月人形(武者人形)
鯉のぼり
祝い膳 メニュー ちらし寿司とはまぐりのお吸い物 なし
食材 はまぐり
よもぎ
えび
はす(れんこん)
ブリ


えび
たけのこ
実施率
約90% 約80%

 

 

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それでは、またのお越しをお待ちしております。

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