【読んでみた#11】募集しない名門塾の 一流の教育法 | 石井美恵子(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

子どもの受験には興味がないですが、『2月の勝者』が面白かったので、受験関連の本にはまっております。

自身のお子さんの小学校お受験がきっけで幼児塾をはじめられた小学校お受験を専門にする名門幼児塾の塾長が書いた本を紹介します。

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本の紹介~募集しない名門塾の 一流の教育法~

書名:募集しない名門塾の 一流の教育法

著者:石井美恵子

出版社:プレジデント社

発売日:2018/7/28

単行本:192ページ

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著者プロフィール~石井美恵子~

つくし会幼児進学教室代表。

息子二人を慶應義塾幼稚舎に入学させた経験をもとに、1992年、小学校お受験を専門にする幼児塾「つくし会」を設立。

以来四半世紀以上にわたり、独自の指導法で最難関といわれる慶應義塾幼稚舎をはじめ、早稲田実業、青山学院、学習院、聖心などの初等科に毎年多くの合格者を輩出している。

 

ざっくりこんな本~募集しない名門塾の 一流の教育法~

小・中学生向けの進学塾を営んでいた筆者夫婦が、息子2人を慶應義塾幼稚舎に入学させた経験をもとに幼児教育に関心をもつようになり、「自分の子に行かせたい教室にしたい」をコンセプトに幼児塾「つくし会」を設立されます。

小学校のお受験をすることで子どもはどういうことが成長できるのか、また「つくし会」ではどのようにカリキュラムが組まれているのか実際の事例なども紹介しながら説明しております。

ただ、一人ひとりに合わせたカルキュラムを組まれているようで、気を付けないといけない点やちょっとしたコツは書かれていますが、いわゆるハウツー本ではないので注意が必要です。

 

印象に残った言葉~募集しない名門塾の 一流の教育法~

・一人ひとりに合わせて、知育、体育、絵画・制作、お話づくりなどを組み合わせて指導しています。

・「立っているほうが集中力がつく」

・しっかり大地を踏みしめることで、踏ん張れる体になる

・始めたときのコンセプトが「自分の子に行かせたい教室にしたい」

・立派な人間」ではなく、「ちゃんとしている」でいいのです。

・荒れた時期があっても、根っこがしっかりしていれば、〝ちゃんと〟育ちます。

・受験のための勉強は、そんなちょっとした「ものごとをわかりやすくするコツ」を学ぶこと

・言われたことを、言われたとおりにできるかが、合否の分かれ道となります。受験の世界では「指示行動」(人から何かを聞いて、それにしたがって行動する)といいます

・受験を通じて「聞く力」が身につく

・基本は幼児時代です。小・中学生よりも、就学前から導いたほうがぜったいにいい。

・そのころの子どもは、ほぼ100%親に依存しています。(補足:ここでは6歳)

・「しっかりしている子」というのは、「人の話をしっかり聞いて、そのうえで、意識を持って行動できる。いま、自分は何をどうするべきか、しっかりわかっている子」だと思います。

・「思いやり」とは「相手がいま、何を考えていて、何を望んでいるのか、相手の心理状態を察して、それに応じた行動をとる」ことだと思います。

・「IQが高い人」は、いわゆる「アタマがいい人」。そして、「EQが高い人」は「地アタマがいい人」といえる

・小学校に入る前まで、6歳までに根っこをしっかり植え付けておかねば、育つものも育ちません。

・「待って!」の効き目があるのは、5歳を過ぎてから。

・「子どもを叱る」のではなく、「子どもがやったことについて叱る」

・情操教育とは、心を豊かにする、わたし流の表現では「『感情』をしっかり育てる」教育です。情操教育は、「科学的情操教育」「道徳的情操教育」「美的情操教育」「宗教的情操教育」の4つに分けられるそうです。

・人それぞれであり、人と比べて余計なことにわずらわされるより、とりあえず自分の子を良くしていこう、という気持ちが大事。(補足:受験へのスタイルに関して)

・ママ友とつるむのではなく、自分のアタマで考えて、自分の感覚を信じて動くことが一番です。

・集中させたいのなら、その子が熱中するような仕掛けをつくればいいわけです。

・まったく同じことをずっとやらせるのではなく、同じようなことだけれど、ちょっと違うことに取り組ませるのがコツです。

・欧米では100年ほど前から、子どもたちの知的な能力を、「身体的な刺激や運動」を通じて発達させるという手法が開発されてきた

・脳と筋肉をつなぐすべての運動神経を、協調性を持って動かせるようになったときに、初めて「運動神経がいい」と言えるのです。

・7つの力を鍛える「コーディネーショントレーニング」
「定位能力」(自分の位置関係を正確に把握する)
「変換能力」(動作をすばやく切り替える)
「連結能力」(タイミングよく上手に体を使う)
「反応能力」(すばやく正確に反応する)
「バランス能力」(バランスよく体勢を整える)
「識別能力」(道具を正しく扱う)
「リズム能力」(リズムよく体を動かす)

・折り紙で難しい動物を折ったり、お弁当のナプキンを包んだり、靴ひもを結んだり。そんな「手指を器用に使う能力」が巧緻性です。

・巧緻性を高める訓練をした子は、何ごとにも挑戦意欲が高いように感じます。

・集中力や図形認識力、あるいは上級者になれば、自分で考えていろいろなものを折るようになるので、発想力・創造力なども鍛えられます。

・少しずつ難易度を高くしていくのがポイントです。スモールステップを踏ませていくのです。

・家庭の「教育力」がしっかりしているかどうかで、子どもの育ち方は変わってきます。

・起床や就寝の時間が、毎日バラバラではなく、固定していること。そして、挨拶がきちんとできることです。

・「できない」ところは、「できる」人と比べると、最初のうちはとっても小さな差だと思います。でも、それがそのままでいると、どんどんその差が広がっていってしまいます。ですから、差は小さいうちに修正しておいたほうが絶対にいいのです。

・6歳までにそうした習慣をつけておけば、その後は親にとってもラクなのです。

・運動直後30分以内は、成長ホルモンが多く分泌され、筋肉に栄養を補給して成長させる最も効果的なタイミングで、「マジックアワー」と呼ばれているそうです。

・引き出しをつくって表現につなげるためには、いろんな体験をさせることが有効だと思っています。

・小さいときから幼児語は使わせないよう意識することをお勧めします。

【3位】子どもにとっても親子で一緒に体験したことは、かけがえのない思い出になるはずです。

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他の本でも経験教育が大事ということが書かれていたし、親子で経験したことは何度も思い出として見たり話したりするので、記憶にも残りやすい=成長しやすいと思うので、積極的に行いたいと思う。
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【2位】「ちょっとやってみる」→「できた」→「認められた」→「もっとやってみたい」と、いい循環ができれば、「やってみる」が習慣になります。

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自信をつけさせてあげることが大事だと思うので、意識的にスモールステップを踏ませて行けるようにしたい。
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【1位】両親の意見が同じであることが、子どもに「わが家の方針」を浸透させるポイントです。

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子どもにも一貫して子育てした方がよいし、本にもあったがママ友などに流されるようなことを回避するためにもしっかりと意見を合わせていきたい。
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まとめ~募集しない名門塾の 一流の教育法~

オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

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小学校受験に全く興味がなかったが、受験をすることで子どもの成長ができるという点でとても勉強になった。受験はしないけど、「つくし会」に通わせたいなと思った。

「自分の子に行かせたい教室にしたい」をコンセプトにされているだけあって、どのようにすると子どもが成長するのか考えていることがよく分かる内容になっている。特に子どもへの対応は一貫性のある厳しさが感じられ、自身の子育てにも取り入れたい内容だった。

 

こんな方にオススメ

・幼児教育に興味のある方

・小学校お受験を検討されている方

 

この本を読んでこんなことをしてみたい(将来の導入を検討)

・「わが家の方針」の決定と浸透

・スモールステップ(「ちょっとやってみる」→「できた」→「認められた」→「もっとやってみたい」の循環)を踏ませる

・7つの力を鍛える「コーディネーショントレーニング」を行う

 

 

本日のHanaあるある…

抱っこ中におせんべいを食べられると頭はせんべいのカスだらけ

 

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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