【読んでみた#22】世界に通用する一流の育て方 | 廣津留 真理(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

大分の公立の高校から塾に通うことなくハーバード大学に現役合格したお母さんの執筆された本を紹介します!

なかなかの非常識な教育法で勉強になりました!

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本の紹介~世界に通用する一流の育て方~

書名:世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格

著者:廣津留 真理

出版社:SBクリエイティブ

発売日:2016/9/6

単行本:208ページ

 

著者プロフィール~廣津留 真理(ひろつる まり)~

大分県在住。早稲田大学卒。

フリーランスとして英語とフランス語の翻訳、英語講師業務に携わる。長女の大学進学を機に、大分市内で株式会社Dirigoと一般社団法人 「Summer in JAPAN」を起業。

自らの子育ての実体験を踏まえつつ編み出した「ひろつるメソッド」を確立し、現在は大分市内で幼児から大学受験生までを対象にした英語教室、親力を育てるワンコインセミナー、英語で自己表現するサマーキャンプ「Summer in JAPAN」の3つを主宰。

「Summer in JAPAN」の取り組みでは、2015年経済産業省よりキャリア教育アワード奨励賞を受賞。

一人娘のすみれさんを幼稚園の年長に1年しか通わせない、学習塾に一度も通わせないなど、独自の方法で子育て。すみれさんは小中高と地元大分の公立校で、一度も塾に通うことなく、留学経験もないまま、2011年12月ハーバード大学に現役合格。

 

ざっくりこんな本~世界に通用する一流の育て方~

子どもが小中高と地元大分市の公立学校にずっと通い、学習塾にも行かず、海外留学を一度も経験しないまま、通算の学費50万円で、アメリカのハーバード大学に現役合格させた最強の母親の教育メソッド!

学校や塾のことを「外注」と呼ばれていたり、「塾に通うな」、「模試を受けるな」、「学年1番になるな」、「苦手科目は捨てなさい」、「宿題は答えを丸写し」などの独自の考え方を紹介されています。

特に廣津留さんは家庭学習の重要性を説かれており、家庭学習を充実させることの最大のメリットは「文化資本(家庭学習で得られる趣味や教養、国内外の文化の素養やマナーなど、基礎的な学力を超えた、高いレベルの感性や自主性)」であり、ハーバード大学に合格できたのもお子さん(すみれさん)の文化資本が高かったことが大きな要因だったと言えます。

本書では、廣津留さんが考える費用対効果の高い実践的な家庭学習のメソッドが紹介されています。

 

印象に残った言葉~世界に通用する一流の育て方~

・常に「親と子どもは別人格」と意識しておくこと。
親だからといってわが子を自分の所有物のような感覚に陥ることなく、あくまで一個人として接する。これが家庭学習の大前提となります。

・いま流行っていることは、すでに時代遅れ。常に時代の先を読みながら子育てをしましょう。私にとっての子育ては「娘が明るく楽しい未来を実現してくれるためのお手伝い」でした。子育ては親が自分の子ども時代を追体験することでもあります

・「日常の暮らしを楽しみながら親子で勉強できたら楽しめそうだ」と思ったことが、家庭学習で娘を育ててみようと考えたきっかけになったのです。

・私もオルタナティブ教育を娘に授けていたかもしれませんが、その代替案として「義務教育は学校に外注、それ以外は家庭学習」という方針を打ち立てました。

・親も子どもの頃を追体験するつもりで一緒に学べばよい

・母国語(第一言語)で語彙が豊富な子どもは、外国語(第二言語)でも語彙が豊富になり、母国語に引っ張られる形で外国語も得意になるという傾向があります。

・私の子育ての基本の1つに「大きくなったら誰でもできるようになることを焦って早くからさせない」ということがあります。

・限られた時間を有効活用するには、ビジネスと同じように「選択と集中」が大切です。

・大切なのは子どもを褒めてやる気と自信を伸ばすこと。親から褒められるという小さな成功体験の積み重ねが、子どものやる気を高めて自信を深めます。

・Actions speak louder than words.(言葉よりも行動で示す)

・親自身が興味のないような本を買ってきて「この本はためになるから読みなさい」と子どもに渡しても、読まないと思ったほうがよいでしょう。

・高3になると大学受験に備えて毎週のように模試があります。ところが私は「模試はムダだから受けなくていい」と娘を説得して極力パスさせていました。

・ごく普通の生徒たちは同じ集団にライバルがひしめいているため、常に不合格の不安にさらされています。その不安を煽るのが商売とばかりに、ごく普通の生徒たちへ模試がどんどんすすめられています。

・そこで私が娘に提案したのが「学校の宿題は解かずに答えを丸写ししながら丸暗記する」ことだったのです。

・そんな親御さんに共通しているのは「教育は家庭から」という信念のもと、いまこの瞬間を楽しみ、周囲と分かち合うという姿勢です。私も家庭学習の基本となるこの姿勢を忘れなければ、結果は自然とついてくると思ってやってきたのです。

・結論からすると、ハーバード生の98%が幼い頃からの家庭学習をプラスに感じていることがわかりました。

・最終的には子ども自身が自分の人生を切り開いていくとしても、途中までは親が導かなければいけません。国も社会も、誰も責任をとってはくれないのですから。

・子どもの勉強には「学校教育から家庭学習へ」という価値観の大転換が必要です。

・ハーバードに限らず、海外のトップ大学は自己責任が基本。子どもの頃から自分のことは自分で決めるのが当たり前だという傾向がとても強いのです。

・文化資本とは、家庭学習で得られる趣味や教養、国内外の文化の素養やマナーなど、基礎的な学力を超えた、高いレベルの感性や自主性を意味します。

・文化資本が高いと多様性(ダイバーシティ)を受け入れられるようになり、他人に関しても寛容になれます。

・家庭教育では文化資本とともに自分の頭で考える力、つまり「問題解決力」を高める効果もあります。

・幼稚園あたりから英語漬けにすると英語が身につくというのは一種の幻想です。 英語漬けにする方法を「イマージョン法」と言いますが、これが有効なのは自宅でも英語漬けにできる家庭だけです。親が英語で話せる家庭であれば、子どもたちは英語がペラペラになるでしょう。

・親子のコミュニケーションでのポイントは、意識的に〝知的な会話〟を増やすことにあります。

 

【3位】先々を見越して子育てをしないと、価値観がガラリと変わって子どもが時代にとり残されてしまいます。そうなっても、誰も助けてくれません。
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今の流行りを追うよりもどのような社会になっても対応できる子育てをすることが大事だなと思いました。廣津留さんは200冊育児書を読まれて子育てメソッドを確立されたと思うのですが、色んなことから子育て方をアップデートして、将来を見据えた子育てをしていたきたいとお
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【2位】読み、書き、計算、いずれも子どもの様子を見ながら〝飽きる1分前〟を目安に切り上げるのがポイントです。

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子どもの勉強などはタスク管理してしまいそうですが、子どもが小さい時には、興味を持ち続けさせるためにも飽きる前に辞めさせるのは大事だなと思ったので、是非実践してみようと思いました。
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【1位】家庭学習を充実させることの最大のメリットは「文化資本」が高まること

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文化資本という考え方にはじめた出会ったので、とても勉強になった!
教養に近い考え方ではあると思うのですが、より広義に使われているなと思います。
子どもの文化資本を高める方法をしっかりと考えたいと思います。
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まとめ~世界に通用する一流の育て方~

オススメ度

★★★★☆☆☆☆☆☆

家庭教育や文化資本を高める重要性について知ることができて勉強になったが、お子さんがハーバード大学に現役合格というイメージが強いので、本書に書かれている内容とハーバード合格の関連性が薄く、少し期待外れだった。

ただ、家庭教育について知りたい方やハーバードに現役合格される方のバックグラウンドを知りたい方にはオススメ!

 

こんな方にオススメ

・ハーバードに現役合格される方のバックグラウンドを知りたい

・家庭教育に興味がある

・文化資本の高め方に興味がある

 

この本を読んでこんなことをしてみたい(将来の導入を検討)

・家庭教育を重視する

・子育てに文化資本を高めるという考え方を導入する

・飽きる1分前〟を目安に切り上げる

 

本日のHanaあるある…

Hana

離乳食のスプーンを掴んで離さない

 

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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