こんにちは!
生後3ヶ月から予防接種が始まりますが、唯一BCG接種だけ注射痕が残る可能性が高いので、接種するかどうか決めるべく調べました!
予防接種に関しては、以前ノートしています。興味のある方は下記をご覧ください。
BCGとは!?
BCG(仏: Bacille de Calmette et Guérin の略、カルメット・ゲラン桿菌)とは、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)の実験室培養を繰り返して作製された細菌、および、それを利用した結核に対する生ワクチン(BCGワクチン)のこと。本来は前者にあたる細菌そのものを指す語であったが、一般社会や医学分野では後者を単に「BCG」と呼ぶことが多い。
BCGは、実験室で長期間培養を繰り返すうちに、ヒトに対する毒性が失われて抗原性だけが残った結核菌であり、BCGワクチンはBCGを人為的にヒトに接種して感染させることで、結核に罹患することなく、結核菌に対する免疫を獲得させることを目的としたものである。
BCGワクチンは、2015年現在実用化されている唯一の、結核の予防に有効なワクチンである。
『Wikipedia』より
つまり、結核の予防に有効な唯一のワクチンです!
BCGの歴史
表でまとめてみました!
西暦 | 変更内容 | 対象 | |
年齢 | ツ反 | ||
1948年 | 予防接種法制定によりBCG接種が対象になる | ー | ー |
1950年 | 液体ワクチンから乾燥ワクチンに変更 | ー | ー |
1951年 | 結核予防法全面改正によりBCG接種が対象になる | 0~29歳 | 陰性者、 偽陽性者 |
1967年 | 皮内接種法から管針による経皮接種法に変更 | ー | ー |
1974年 | 結核予防法一部改正 | 0~3歳、小学1年、中学2年 | 陰性者 |
1982年 | 対象者の変更 | 0~3歳、小学1年、中学1年 | 陰性者 |
2003年 | 小中学校でのツ反と BCG接種を廃止 | 0~3歳 | 陰性者 |
2005年 | ツ反を実施せずBCGを直接接種 | ~生後6ヶ月 | ー |
2007年 | 結核予防法廃止、BCGは予防接種法に組み込む | ー | ー |
2013年 | 接種時期が変更 | 1歳に至るまで |
※ツ反=ツベルクリン検査
2000年以降の大きな変更としてはツベリクリン検査を行わずにBCGを直接接種されるようになったことで1歳までに接種するように大きく舵をきったことです!
BCGの接種率は?他の予防接種と比較してみた!
予防接種と効くと全員受けているイメージですが、BCGの接種率について調べてみました!
BCGの接種率~約93%~
厚生労働省の報告によると下記のように93%がBCGの接種をしています。
※厚生労働省は定期的な調査をしている関係で前回の調査は2013年(平成25年)までのデータになっています。
※平成25年はBCG接種時期の後ろ倒しがあったために接種率が低くでております。
他の予防接種と比べると…
93%の接種率と見るとBCGを接種していない人が7%ではなくて予防接種自体を接種していないではないかと思ったので、調べてみました。
厚生労働省の定期の予防接種実施者数で予防接種の状況を見ると、生まれて最初に予防接種を行うB型肝炎と小児用肺炎球菌に関しては、約98%の方が接種している。
このことからBCGのみ接種しないのは約5%ほどいるといえる。
BCG接種で針痕が残るワケ
BCG接種の流れを見ながら針痕が残るワケを説明します!
接種時期
生後5~8ヵ月に接種することを勧められています。
公費(無料)で接種できるのは1歳になるまで。
接種方法
上腕外側のほぼ中央部に経皮接種法(ハンコ注射)でハンコ型の注射を2回押して接種します。
ハンコ型の針痕が残るのは、日本では経皮接種法を採用しているためにです。
腕にBCGワクチンの痕が残るのが嫌なので、目立たない所に接種することはできないかと思案されるかと思いますが、BCGワクチンは上腕外側のほぼ中央部に接種するものとされており、その他の場所への接種は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)上認められていません。
以前日本では、BCGの接種に皮内接種法を採用しておりましたが皮内注射は技術的に難しく,しばしば誤って皮下注射になってしまって潰瘍や膿瘍ができたり,正確に皮内に注射が行われた場合でも注射局所に直径数ミリのかなり目立つ瘢痕が残るのでより技術的により簡単で痕が少ない経皮接種法が採用されています!
接種後の経過
BCG接種後10日目ぐらいから接種した針のあとが赤いポツポツになり、一部に小さいうみをもつことがあります。
この反応は、接種後4 週間頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたになり、かさぶたがとれると、痕はきれいになり残ります。接種部位のかさぶたがとれるまでは、もんだり、こすったり、ひっかいたりしないで清潔に保ちましょう。
接種後の注意点
コッホ現象
結核既感染者の場合、BCGの予防接種を受けたあと10日以内に接種したところが赤く腫れたり、化膿する場合があります。コッポ現象かもしれないと思ったら接種医を受診をオススメします。
接種後4週間たっても接種痕が全く見えない場合
接種が有効でない場合があります。半年から1年ほどしてからツベルクリン反応で効果を確認することができます。
次回は、BCGの効果について見ていきたいと思います!
このノートの続編アップしました!
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靴下をむっちゃなめる
それでは、またのお越しをお待ちしております。
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