こんにちは!
「林先生が驚く 初耳学」でである「『100点とったらご褒美』はダメ! 」「教育費は子どもにも負担させるべき」などで紹介された『「おカネの天才」の育て方の内容』が面白そうだったので、読んでみました!
本の紹介~「おカネの天才」の育て方~
書名:「おカネの天才」の育て方
著者:ベス・コブリナー(著), 関 美和(訳)
出版社:日経BP
発売日:2018/1/13
単行本:384ページ
著者プロフィール~ ベス・コブリナー~
ブラウン大学卒。家族とニューヨーク在住。
アメリカにおけるパーソナルファイナンスの第一人者で、コメンテーター兼ジャーナリストとして活躍中。
2010年にバラク・オバマ大統領から金融教育諮問委員会のメンバーに指名され、そこで、マネーアズユーグロー・ドットコムを創立。
子供の年齢に合わせた20の教訓を提供するこのサイトには、140万人以上が訪れ、2016年には消費者金融保護局にも採用された。
「個人のおカネの専門家」を直伝した一冊として話題になり、発売後たちまちベストセラーとなって世界8カ国で出版される。
ざっくりこんな本~「おカネの天才」の育て方~
子供に賢いおカネの習慣と金銭感覚を身に付けさせるために、「おカネの使い方」「貯金」「借金」「保険」「投資」「学費」「社会への還元」などについて、就学前、小学校、中学生、高校生、大学生、社会人と年齢層を6つに分けて、各章で親が教えるべきことのアドバイスを送っている。
小遣い制をうまく定めるには? いくつになったらクレジットカードを持たせる? 安全に投資するための最も大切な概念とは? などさまざまな実験から導き出された実践的なアドバイスが送られている。
印象に残った言葉~「おカネの天才」の育て方~
・子どもがおカネをどう扱うようになるかに最も大きな影響を与えるのは親なのだ。それは研究でも明らかになっている。だから、子供が学校に入学する前に、おカネの話をした方がいい。ケンブリッジ大学の研究によると、おカネの管理に役立つ習慣の多くは、7歳までに決まると言われる
・やり抜く力(教育界では「グリット」という言葉で知られる)のある人は学校の成績がいいだけでなく、収入も高く、生涯貯蓄額も多く、人生全般への満足度も高いことを発見した
・もともとやる気のある子供にもそうでない子供にも、「やり抜く力」を植えつけることはできる。
・勤勉さを身につけさせるには、学校に入る前が一番簡単なのだ。
・学位を取ったり、仕事に就いたりといった人生の大切な節目に到達できるかどうかは、幼い頃に家事を手伝っていたかどうかがひとつの要因になると言う
・親への注意:能力ではなく、努力を褒める
・親への注意:ものを買う理由を説明する
・親への注意:家族の予算作りに子供を参加させる
・家族の支出を決めるときのトレードオフについては、できる限り子供に教えた方がいい。そして、子供に意見を聞こう。
・ミシガン大学の研究によると、ティーンエイジャーはバイト代のほとんどを洋服、音楽、映画、外食、自動車そのほかの個人的なことに使い、(ショックなことに)将来の教育のためにほとんど貯金していないことがわかった。高校生の優先順位を変えさせることに役立つアドバイスをここに挙げておく。
・ミシガン大学の研究によると、ティーンエイジャーはバイト代のほとんどを洋服、音楽、映画、外食、自動車そのほかの個人的なことに使い、(ショックなことに)将来の教育のためにほとんど貯金していないことがわかった。高校生の優先順位を変えさせることに役立つアドバイスをここに挙げておく。
・男性が婚約指輪に2000ドルから4000ドル使っていたカップルは、500ドルから2000ドルの指輪を買っていたカップルに比べて離婚する割合が3割多かった。はじめに負債が少ないカップルほど、結婚のストレスが少ないということだ。
・おカネを目的別に3つのビンに入れるといいという話をした。ひとつは貯金のため、ひとつは必要なものに使うため、そしてもうひとつは分け与えるためだ。
・好きなチャリティに子供が1ドル寄付するごとに、親も同じ額を寄付することにするといい。ただし、子供に寄付させたいからといって、大きな動機づけは必要ない。子供の寄付額に親が2倍の上乗せをした場合より、同額を寄付する方が子供の寄付額は多くなるという研究結果もある。
・家族として、親がどの費用を持ち、子供がどこまで貯金やアルバイトや夏休みの仕事といった自分のおカネで費用を賄うのかをはっきりと決めておく必要がある
・家族として、親がどの費用を持ち、子供がどこまで貯金やアルバイトや夏休みの仕事といった自分のおカネで費用を賄うのかをはっきりと決めておく必要がある
・株式投資に絶対はないが、一般的にはポートフォリオの中に株式を入れておいた方がいい。少なくともこれまでは、株式への投資は長期的にインフレに追いついてきた。もちろん、株が下がる期間もあるが、長い目で見ればほかのものより上がっている可能性が高い。株に投資するなら、リスクを分散し、たくさんの銘柄を買うのが一番だ。
【3位】人は物より経験におカネを使う方がより満足できることは、研究からも明らかだ。若い時の旅行や冒険の記憶はいつまでも自分に残るし、それは本当に貴重な経験だ。
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”頭のいい子の育て方 | 安河内 哲也著”でも経験学習についてありましたが、やはり子どもに経験を積ませることは、子どもの成長に効果的なんだと改めてしる機会になった。
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【2位】お小遣い制がうまくいく5つのポイント
⑴明快でわかりやすいルールにする
⑵一貫性を持つ
⑶子供に任せる
⑷現金を使う
⑸お手伝いとお小遣いを切り離す
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お小遣いは他の家庭を参考にしながら金額を決めているところが多いと思いますが、ひとつ基準をつくることで、子どもの成長にも役立つものだなと感じられました。
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【1位】子供がおカネのことを持ち出すと、たいていの親はうろたえる。嘘をつく。
どうして私たちがおカネの話を避けたがるのか、なんとなくわかってきた。それは、ほとんどの親たち自身がおカネに詳しくないと感じているからなのだ。
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どうしてもお金の話というのは話題にしにくいものです。
その理由は、これまでお金の話をしないのは、お金の話はタブーだという習慣的なものかと思ってましたが、お金の大事さを知っている大人がお金について説明できる自信がないので話さないのというのは一理あるなと思いました。
親がお金の話を避ければ避けるほど、お金について勉強する機会は失われて、子どものお金に対する知識を得ることはなく、センス磨かれずに育ってしまうので、子どもの時からお金の教育をすることは大事だなと思いました。
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まとめ~「おカネの天才」の育て方~
オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆
日本の教育では、よろしくない風潮があるお金関する教育だが、一度フラットで考えるとてもよい機会になる本だと思う。
”ケンブリッジ大学の研究によると、おカネの管理に役立つ習慣の多くは、7歳までに決まると言われる”みたいなので、いかに小さい時にお金の考え方を身に着けるかが大事だし、お金の知識があることで、将来はお金に困るリスクも軽減できると思う。
ただ、お金の教育を受けていない私を含めた親が子どもにお金について教えるのは、しっかり勉強を行わないといけないなと感じた。
一方でアメリカでのお金の考え方を説いたものなので、日本ではなかなか受け入れられにくい概念(特に寄付やクレジットカードなど)があるなと思い、オススメ度を下げている。
こんな方にオススメ
・子どもにお金の教育をしたい方
・子どものお小遣いについて悩んでいる方
・「貯金」「借金」「保険」「投資」「学費」「社会への還元」についての考え方を学びたい方
この本を読んでこんなことをしてみたい(将来の導入を検討)
・モノではなく、͡コト(経験学習)にお金を使う
・子どもに幼少期からお金の教育を行う
・お金の教育を行うにあたり自分がお金について勉強する(お金の教育を受けていないので、自分で自信がもてるように)
本日の学び…
おカネの管理に役立つ習慣の多くは、7歳までに決まる
本日のHanaあるある…
3カ月経つと見た目重視から機能重視の衣類にシフトする
それでは、またのお越しをお待ちしております。
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