【読んでみた#12】16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ | 瀧 靖之(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

脳医学者が脳の仕組みからの子どもの育成方法まで教えてくれます!

難しそうなタイトルですが、とても分かりやすくさくっと読める内容になっていました!

 

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本の紹介~16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ~

書名:16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ

著者:瀧靖之

出版社:文響社

発売日:2016/4/13

単行本:224ページ

 

著者プロフィール~瀧靖之~

1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。一児の父。

東北大学加齢医学研究所教授。医師。医学博士。東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野教授。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構教授。MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究に従事。

 

ざっくりこんな本~16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ~

脳医学者的な視点から脳の成長と子供の成長について書かれている。

脳の成長を道例えて説明してくれているが、とても分かりやすくこの内容を理解するだけでも読む価値がある。

脳の使う部分によって伸びる能力が異なり、成長のはじまるタイミングが違うので、脳の成長する適切なタイミングで取り組む重要性と各年齢ごとに成長する分野と「賢い子に育てる」コツが紹介されている。

筆者が考える子供が成長する3種の神器とその理由についても書かれているので、脳の成長と紐づけて勉強することができる。

 

印象に残った言葉~16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ~

・どんな子供でも、何歳からも、親の働きかけ次第で、賢く育つ。

・「学歴」は、夢をかなえるツールです。そして、「好奇心」をもつことで、自然と「学歴」はついてきます。

・幼いころの「好奇心の有無」で、生涯を通じた「脳の健康」も変わってくる。

・「なぜなぜグセ」を一時期のものにせず、いつまでもあらゆる物事に対して疑問をもてるようにしてあげる

・親が頑張って答えないほうが、子供にとってもいいのです。

・生後6カ月~8カ月までの赤ちゃんは、親の国籍にかかわらず、育った国の言葉を聞き分けられるようになる

・能力を高めるのに適した時期を逃さないためには、早く好奇心を育ててあげることが大切なのです。

・好奇心を持っていれば、必ず成績も伸びてきます。

・好きなことに一生懸命取り組んだ子供は、自分で自分の力を伸ばしていくとができます。

・私たちの脳は、自らを変化・成長させていくこができる力を持っています。この力を「可塑性」といいます。
何かを突き詰めれば突き詰めるほど、脳の可塑性を高めることができる。つまり、他の分野についても脳を成長させやすくなる、という特徴があるのです。

・脳の老化に対しても、好奇心は効果を発揮する

・学校に通い始めたとき、図鑑が勉強への心理的ハードルをぐっと下げてくれます。

・図鑑によって、世の中のことを知るために文字を覚える

・知識を制限する必要はありません。脳の観点から見れば、子供は大人よりもずっと知識を取り入れやすい時期にあるのですから

・1日ひとつは新しいことを教えてあげよう

・図鑑の知識と自分の体験が一体になると、記憶はさらに強化される

・子供の好奇心を育てるためには、親にはある程度の努力が求められますが、必ず、かけた手間と労力以上の子供の成長となって返ってくる

・脳の発達から見ると、年齢ごとに合った習い事がある

・音とつかさどる脳の領域と、言語を司る脳の領域は、非常に近いところにある。というより、ほぼ重なっているといえる

・音楽を利用して、脳に言葉を受け入れる準備をさせておく

・音楽は、将来的に外国語を習得したいときに役に立つ

・子供に何かをさせたいなら、親が自らしてみせるのが一番の近道だ

・脳には「汎化(はんか)」という特徴があります。これは「何かひとるの能力が伸びると、それに直接は関係しない部分の能力ものびていく」というものです。

・脳が「汎化」という特徴を持っている以上、「何か得意なことがある」というこは、それだけで、脳全体の機能をあっぷさせることにつながります。

・まずは得意科目を徹底して伸ばしたほうが、成績全体が上がりやすくなるといえます。

・好きなことを没頭するうちに、そこから「努力の仕方」や物事の「習得のコツ」を学んでいる

・使う脳の部分によって、伸ばしたい能力によって成長の始まるタイミングは違います

・視覚や聴覚は生まれてすぐに、すさまじいスピードで発達します

・器用さは、この3歳~5歳の時期に身につきやすい

・言語の発達は、8~10歳にピークを迎えます

・視覚や聴覚(0歳~)→運動(3~5歳)→語学(8~10歳)→コミュニケーション(10歳~思春期)と、子供の能力の発達の順にはあまり一貫性がないように見えます。

・脳の発達は、「脳の後ろから前」に向かって起こる

・脳は、後ろからつくられて、前から壊れていくのです。

・「自分の子供にはぜひ好きになってほしい!」と強く思うものがあれば、子供に負担にならない程度に、早めの時期に触れさせておくといい

・「好奇心の種をまく」こと、そして子供の伸びやすい時期をを見つけて背中を押してあげる」こと(※親の役割について)

・脳は何歳からでも、新しい情報に触れれば反応し、成長します。

・脳の発達というのは、おおざっぱにいえば、7割前後が遺伝で決まります。

・学習や技能、考え方に関係する部分ほど、遺伝の影響を受けづらい

・親の「頭の良し悪し」は、子供にはあまり影響しません

・本質は「好奇心の差」

・好奇心を持った子供は、親を超えてどんどん才能を開花させていく

・多くの才能は後天的に育まれる

・子供の能力が伸びるのも、伸びないのも、「親の関わり方」次第

・伸び始める時期と能力は、関係ありません。

・脳の成長や発達の時期には性差があります。

・脳の司令塔であり記憶を司る「海馬」の成長が、睡眠の量に、はっきりと影響を受ける

・暗記力を使うものは最後にする

・運動をすると脳も一緒に鍛えられる

 

【3位】脳の発達から見ると、年齢ごとに合った習い事がある

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年齢ごとに合った習い事という概念がなかったので、勉強になった。
年齢ごとのオススメの習い事も紹介されているので、しっかりと意識して習い事をさせたい。
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【2位】伸びる子の親というのは、バーチャルとリアルを結びつけ、子供の好奇心を強くする取り組みを「意識的に」行っている

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インプットとアウトプットが大事ということだと思うので、実際に図鑑や本から得た知識をリアルでつなげてあげるようにサポートしてあげたい
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【1位】生後すぐの赤ちゃんの脳内では、道路建設(ネットワークづくり)がさかんに行われていますが、その道路のつくり方には、決まったパターンがあります。
それは、
①最初にとにかくたくさんの道をつくって
②実際に使ってみて
③使わなかった道路はどんどん壊す
という方法です。
実際はそれと同時に、よく使う道を高速道路のように太く頑丈にする作業も行われます。

————
はじめて脳のつくりについて知ったので、勉強になった。個人的にはこの概念を知れただけでこの本を読む価値はあったと思う。赤ちゃんには間違いなく無限の可能性があると思うので、色んな道を使えるように挑戦させたいと思う。
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まとめ~16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ~

オススメ度

★★★★★★★★★★

 

子育て本としても勉強になるが、脳の仕組みについて知れるという点だけで十分読む価値がある。

個人的には、脳は先に回路を作って、使わないものをどんどん壊していく話や、「可塑性」と「汎化(はんか)」についての話がとても面白かった。

脳の仕組みからの子どもの育成方法はとても興味深かった。年齢ごとに伸ばしやすい才能(絶対音感・相対音感は3歳~5歳に音楽を習うと身につく等)は、子供を育てる上で是非参考にしてみたい考え方だと思った。

最初から最後まで一貫して「好奇心」が大事という結論で、とても腹落ちできる内容になっている。

 

こんな方にオススメ

・年齢ごとに伸ばしやすい才能について知りたい方

・子どものしつけに悩んでいる方

・子どもの才能を最大限伸ばしたい方

・習い事にお困りの方

 

この本を読んでこんなことをしてみたい(将来の導入を検討)

・図鑑を買う

・リアルに触れるようにする(リアルとバーチャルをつなぐ)

・音楽を習う(3歳~5歳の間に)

・色んなものに触れる機会をつくる(色んなものに好奇心を持たせるため)

 

 

本日のHanaあるある…

おむつからはみ出るうんちをした後に笑顔

 

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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