【読んでみた#16】頭のいい子にする最高の育て方 | はせがわ わか(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

育児に関する1000以上の研究結果から実際に効果のあった子育て法だけを厳選して1冊にまとめている子育て本を紹介します!

新しい子育ての考え方が紹介されており、とても勉強になりました!

 

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本の紹介~頭のいい子にする最高の育て方~

書名:世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった! 頭のいい子にする最高の育て方

著者:はせがわ わか

出版社:SBクリエイティブ

発売日:2018/5/19

単行本:280ページ

著者プロフィール~はせがわ わか~

宮崎県生まれ。一児の母。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。大手メーカーの研究員として勤務。

2001年に結婚し、2007年に長男を出産。出産直後から息子の知育に積極的に励みながらも、会社では国内外含め100件以上の特許を出願するなど、息子の知育と仕事の両立に多忙な日々を送る。
時間がない中でも、よりよい子育てをする方法を学ぶ中で、発達心理学会や脳科学会などでは常識であるにもかかわらず、これをいちばん必要としている親たちに知られてない事実が山ほどあることを知る。

長男が就学後、エビデンスに基づいた頭のいい子の育て方を伝えるのは自分しかいないと思い、未就学児を育てる両親に育児のアドバイスを行うハッピーエデュを立ち上げる。
ハッピーエデュの活動は口コミで人気を呼び、これまで200人以上の親御さんに幼児教育の方法を指導。

97%以上の親御さんから「子どもが学習を楽しむようになった」などの喜びの声をちょうだいし、3歳にしてIQ200になった男の子も輩出している。

 

ざっくりこんな本~頭のいい子にする最高の育て方~

ハーバード大、オックスフォード大、東大、理化学研究所など、国内外の教育機関による育児に関係する研究結果を1000以上集めた著者が、実際に200人以上の子どもに取り組んでいただき、97%のお母さんから好評をいただいた方法だけを厳選して1冊にまとめている子育て本。

特にパーソナリティーごとの子育て法はとても新鮮で面白い切り口。

第4章学習では、筆者がおすすめの学習方法を説明しているので、実際の子育てにも導入しやすい。

パーソナリティー診断テストは無料で受けれるので、興味があれば試してみてください。

 

印象に残った言葉~頭のいい子にする最高の育て方~

・才能は結局、遺伝と環境の両方で決まる

・受動的相関というのは、遺伝的に似ている親が、子どもの遺伝子に関係がある環境を与えやすい

・誘発的相関というのは、小さい頃に子どもの才能が花開くと、その才能を伸ばすためのよりよい環境が勝手にまわりに作られていくというもの

・能動的相関というのは、ある程度大きくなると、自分の才能に合わせて自分で環境を作っていくようになるもの

・親が親自身のパーソナリティをきちんと理解して、意識的にそおパーソナリティに合った環境を子どもに作ってあげさえすれば、あとは勝手に環境が作られていき、さらに勝手に子どもが環境を作っていきます。=一番ラクに、自然に、楽しく頭のいい子に育てる方法

・【行動&ポジティブ型】、【情緒安定&自信型】、【努力&自制型】、【冷静&熟考型】、【調和&利他型】、【感性&信念型】による頭のいい子の育て方

・子どもにとって、家族の「当たり前」が自分の「当たり前」です。

・「頑張りなさい」というよりも、親が努力を続ける姿を見せることのほうがずっと効果的

・いきなり頭のいい子は育ちません。その土台には「人格と心」があります。

・子どもとなにかを学習す時は、どんなにいい教材でも、子どもが楽しまなければ意味がありません。

・ご褒美の使い方を間違えると、子どもの才能を台無しにしてしまい、勉強が苦手で、勉強嫌いに育ててしまうことになります。

・「ただ、楽しいからやっていること」に対してご褒美をあげると、そのこと自体への興味がなくなってしまう=アンダーマイニング効果

・サプライズでのご褒美はあげてもアンダーマイニング効果は見られない

・ご褒美によって「自分できめる」という自由度がなくなると、実は発想力がなくなる

・夫婦ゲンカが子どもの脳に悪影響だということは、多くの研究者が報告しています。

・お母さんがお父さんを尊重することによって、他社を尊重するという意識、つまり社会性が育つ

・お母さんが自己肯定感を育み、お父さんが責任感を育む

・子どもにとってお母さんは安定・安心の象徴であるのに対し、お父さんは冒険、非日常の象徴です。

・子どもはメタ認知が苦手

・子どもに暴言を浴びせると、子どもの脳に障害が残ってしまう

・「叱る」と「怒る」は全くちがいます。
「叱る」…クールな状態
「怒る」…冷静ではない状態
子どもの行動に対しては「叱る」べきであって、「怒る」べきではありません。

・我が子とよその子を比べて優劣をつけてしまうと、承認欲求は満たされなくなってしまう

・幼児は脳の成長が大人よりもはるかに活発なので、これリフレッシュにたくさんの時間がかかります。だから睡眠時間がたっぷり必要なのです。

・夜7時から翌朝7時までの睡眠時間が10時間程度確保できていることが大切

・4歳、遅くても5歳までには昼寝をなくすのがよい

・40℃以下の風呂上がりも体温が下がることで眠気を誘う

・頭のいい子に育てるために意識するべき特に大切な3つの栄養素①タンパク質、②DHA、③鉄

・【抽象的思考力】+【空間認知能力】=【楽しみを生み出す力】

・思い切り外遊びをする子どもは、脳の神経のつながりが活性化しており、自分の動きを正しくコントロールする能力が明らかに高い

・一つのスポーツでは、鍛える脳の部分が固定されてしまいがちです。将来、特定のスポーツを志したいと思う人こそ、幼児期にはいろんなスポーツや遊びを経験し、運動の「センス」を磨きましょう

・子ども、特に幼児は頭の中で思考することが上手ではありません。ですから黙読よりも音読のほうが内容を正しく読み取る力が高くなる

・音楽は言葉と共通点がとても多い

・何歳から英語を学んでも、バイリンガルになることは可能です。

・ネイティブれべるを獲得するためには、例えば、発音、アクセントについてははおよそ6歳以下、文法は15歳以下にスタートする必要がある

 

【3位】パーソナリティによって頭のいい子を育てる方法が違ってくる
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パーソナリティー診断テストがあり、それぞれのタイプごとの特性と子育て方法が解説されているので、とても面白いアプローチの仕方だなと思うと共に勉強になった。
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【2位】人格と心は、幼い頃に100%親から作られて、ほぼ一生変わらないといわれています。そして人格と心を幼児期にしっかりと育てて初めて、知力、体力への働きかけが効果を発揮する

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本書では6歳までの幼児の子育て法になっており、「人格と心」も6歳までにいかに育てるかがその後の子どもの成長に大きく関わってくるということでした。我が家は0歳ですが、あと6年しかないと思うと期間は思ったより短いですね。
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【1位】どこかの「あの人」がうまくいった方法をそっくり真似してみたところで、うまくいくはずはありません。遺伝と環境の相互作用には、受動的、誘発的、能動的の3つの相関がある

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遺伝と環境の話は他の本でも色々説明がありますが、環境を受動的、誘発的、能動的の3つに分けているところが新しい考え方だなと思った。
パーソナリティーごとの特性からのおすすめの子育て法があるので、とても参考になった。
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まとめ~頭のいい子にする最高の育て方~

オススメ度

★★★★★★★★★

科学的根拠に沿った子育ての本は海外のものを翻訳しているものがほとんどで、翻訳されたものだとどうしても読みにくかったり、事例が海外寄りのものが多い中で、本書は日本人が書いており読みやすい上に事例や考え方が日本のものが多数入っており、とても読みやすく腹落ちしやすい。

 

こんな方にオススメ

・科学的根拠に沿った子育てを知りたい

・パーソナリティーごとの子育て法を知りたい

・具体的な子育て方法を知りたい

 

この本を読んでこんなことをしてみたい(将来の導入を検討)

・パーソナリティーごとの子育て法を取り入れる

・ご褒美はあげないようにする、仮にあげるにしてもサプライズの形であげる

・「自己調整能力」が身につく習い事を意識する

 

 

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それでは、またのお越しをお待ちしております。

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