【読んでみた#30】世界基準の子育てのルール 子どもも親も幸せになる本当の子育てとは何か | 鷹松 弘章(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

これまで30冊以上子育ての本を読んできましたが、初めて離婚を経験されている方の育児の本を読みました!

育児本を出版されている方で離婚を公表されている方は少ないと思いますし、著者は再婚(それぞれが連れ子1人ずつ)されているので、他の方にはない視点もあり、面白かったです。

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世界基準の子育てのルールをオススメしたい人

この本はこんな方にオススメです!

・世界を見据えた子育てをしたい人

・再婚して子育てされている人の成功事例を知りたい人

 

ざっくりこんな本~世界基準の子育てのルール~

20年間米Microsoft本社にてキャリアを積んだ著者が日本とアメリカの教育を比較しながら、世界基準の子どもにするためのアプローチを教えてくれる子育て本。

国際的に幸せを見つけることのできる子育てを知っている著者らしい視点で、子育てに自信を持て、親も子どもも幸せになれるよう導いてくれる子育てルールが書かれています。

子育てをしながら親が幸せになっていくという視点もあるのが、この本の特色です。

 

印象に残った言葉~世界基準の子育てのルール~

・幸せの基準と幸せになる方法は、親や家族にしか教えられないというのが世界的な常識です。

・子ども達の限られた時間を考えると、より多くのものに出会って興味の持てるものに触れることは大切です。

・子育ての軸は、可能な限り社会の普遍的なものである必要があります。それは、子どもはいずれ社会に出て、社会の中で生きていくからです。

・子育てをしている親が「ユニーク」なものへの尊重と敬意を払うことが、これから育っていく子どもにとって、「変」なことを良いこと、尊重すべきこととして捉えていく基礎になる

・子育ての究極、そして唯一の目標は「子どもの自立」です。

・自立を最大の目標に子育てをしてその瞬間、瞬間を読み取っていくには、2つのことが必要になってきます。それは、親の「自律」と子どもの「自立心」です。

・親が子育てをしていく中で、子どもの自立を最大の目標にといいましたが、この目標を見失わないために、親自身の自律が大切になってきます。

・日本の美徳である「我慢」とは、いつしか「自己犠牲」とすり替えられた部分があるように思います。「幸福」と一緒で「我慢」は他人や社会のためにするものであって、本人のためではありません。自己犠牲を繰り返していると自分達が生きている意味さえなくなってしまいます。

・幸福でない親が幸福になる子どもを育てることなどできない

・ひとりっ子というのは、どういう環境で育てたとしても少なからず、マイペース・我関せずという特色があります。

・「反抗期は誰にでも訪れるもの。そこからどれぐらいのスピードで抜けられるかは、賢さとの勝負。反抗して学べるものをできるだけ早く学びなさい」

・道徳心は家庭で、哲学的な考えの方法論は学校でという住み分けになっているのです。(アメリカ尾教育では)

・子育てというのは、本当に手に入ることが難しい長い学びの旅と大きな癒しを受け取ることのできる掛け替えのない機会

 

【3位】日本でいう「普通」とは、大勢の人が「平均」だと思っているとても曖昧なものであったりします。その日本の「普通」が日本の外ではかなりの確率で「異常」であることなど気にも留めずに。
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日本の平均は曖昧なことが多いので、気にせず子育てしたい。
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【2位】「軸のない親が子育てをすると軸のない子どもが育つ」

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子どもは一番身近な存在である親の影響を受けるので、子育ての軸をしっかり持って子育てしたい。
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【1位】子どもにとっては社会に出ていって好きなことで生きていくためのいわば「訓練」の時間なのです。何を訓練しているかといえば「成功体験」や「失敗体験」のような「経験」を積み重ねて、成熟していくことです。
しかし、要らぬ親心で「失敗体験」ができるチャンスの時だけ手を出してしまうのが、親の性です。厳しいようですが、私は親の転ばぬ先の杖をつく行動は、「百害あって一利なし」と言いたいのです。

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子育てにおいて成功、失敗に関わらず経験を積ませることは大事だと思うので、意識して子育てしたい。本書でも言っているように親の転ばぬ先の杖は子どもの成長にとって良くないので、なるべく小さいうちから色々失敗する経験を積めるようにしてあげたい。
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本の紹介~世界基準の子育てのルール~

書名:世界基準の子育てのルール

著者:鷹松 弘章

出版社: Amazon Services International, Inc.

発売日:2019/5/10

単行本: 162 ページ

 

著者プロフィール~鷹松 弘章~

元Microsoft主席マネージャー

東証一部上場の日本企業や米国にて社外取締役・顧問を兼任

アメリカシアトル在住の2児の父親

シアトルのマイクロソフト本社にてキャリアを積みながらイクメンとして子育てをしていた。当時のモットーは「仕事も子育ても120%の力を出す」。留学生への支援も続け、支援を受けた学生の中にはユーチューバーのカリスマブラザーズ(現JJコンビ)などがいる。
現在は、アメリカのIT企業で働き日本企業の社外役員をする傍ら、子育てのセミナーや大学・企業での講演会などを日本各地で開催。
子育て支援・若者支援・企業支援という3つのサポートが国の将来に重要な要素であるという思いを貫き、「徳を積むことの大切さ」を提唱して、様々な活動を通し子育てとキャリアが両立できる日本社会の実現を目指している。

 

まとめ~世界基準の子育てのルール~

オススメ度

★★★★☆☆☆☆☆☆

離婚経験のある方で男性の方が書いた子育て本はなかなかないので、希少性の高い子育て本といえる。

『世界基準の子育てのルール』とあるので、期待して読み始めたが、日本とアメリカの教育の違いの話やアメリカ教育の良い部分の導入の話が多かったので、少し期待はずれの内容であった。

ただ、海外で子育てされている人の子育て本は希少なので、勉強になる部分もあった。

『今からでも遅くない、状況別・年齢別の対応』という章があり、年齢と状況に応じたアドバイスがされているので、参考になった。

 

この本を読んで、子育てに活かしたいこと

・日本で言う「普通」は気にせず子育てする

・道徳心は家庭で養えるようにする

 

本日のHanaあるある…

Hana
Hana

ご飯は食べさせてもらうより自分で掴んで食べたい

 

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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