【読んでみた#35】才能の正体 | 坪田 信貴(著)

#読んでみた
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こんにちは!

 

 

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者であり、実際にビリギャルを指導した坪田 信貴さんがこれまでの1,300人以上の子どもの学習に伴走してきた経験から『才能の正体』について紹介している本になります。

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才能の正体をオススメしたい人

この本はこんな方にオススメです!

・子どもの才能について知りたい人

・子どもに才能を身につけさせたい人

・才能を身につけさせるのに必要なことを知りたい人

 

ざっくりこんな本~才能の正体~

1,300人以上の子どもを見てきた著者は、『才能は、誰にでもある』と考えている中で、才能とはどのようなもので、どのように見つけ、どのように伸ばせばよいのかを述べている。

著者は、「能力」というのは、コツコツと努力を続けられれば、誰でも身につけることができ、この「能力」が高まっていくと、人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出てきて「才能」に変わると考えている。

そのために大事なこととして、下記2点が書かれている。

①守破離
「守」=師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」=他の師や流派の教えについても学び、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」=一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

②子別指導
その子に合った勉強法を一緒に探し、そしてとにかくいいところを見つけ、できているところをさらに改善します。

 

印象に残った言葉~才能の正体~

・才能は、誰にでもある。
みんな、その才能をどう見つけたらいいのか、どう伸ばせばいいのかが、わからないだけなのです。

・「能力」というのは、コツコツと努力を続けられれば、誰でも身につけることができます。
この「能力」が高まっていくと、人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出てきて、やがてそこが「才能」として認められるようになるのです。

・才能というのは、結果でしかない

・動機付けは、「認知」「情動」「欲求」の3つの行動から成り立ちます。

・「天才」とか「才能がある」と言われる人たちは「How型」で物事を考えます。

・〝理屈を習う〟と、どんなことでも、より早く効果的に能力を伸ばすことができる

・才能がある人というのは「結果」を出せる人です。 結果はどういう人が出せるのか。洞察力がある人に他なりません。

・洞察力とは、物事を深く鋭く観察し、その本質や奥底にあるものを見抜くことであり、観察しただけでは見えないものを直感的に見抜いて判断する能力のことです。

・「本来は誰もが持っている能力」を、どのように伸ばせば「『才能がある』と言われるべきもの=他の人にはないような突出した能力」になっていくのでしょうか?そのために大事なキーワードは「守破離」です。

・完コピで、「能力を磨くための基礎」を作るのです。
完コピを徹底的にやると、必然的にオリジナリティが出てきます。 僕に言わせれば、それが「個性」です。

・本当に成功する人は、ちゃんと考えている人です。ちゃんと考えていないと、「能力」は「才能」にならないのです。

・万人にとって効率のいい勉強方法なんて存在しません。能力を高めるにはとにかくその子に合ったやり方で、コツコツと続けていくしかないのです。

・勉強が得意な人ほど、教科書の内容が映像化されている

・壁にぶつかってしまった人は、先に進むのをいったん休止して基礎の基礎まで戻った方が、その後の成果は格段に違います。

・「できない理由」を探すのではなく、「やれる理由を探す」方が絶対にいいですよね!

・本質的なことを言うと、大学受験に才能なんか関係ないのです。才能が必要になってくるのは、大学入学から先を生きていくとき。

・徹底的にアウトプットさせると、記憶が脳に定着します。ここでとても重要なことは「自分の口で説明している」ことです。

・記憶が定着するまではその子の能力にならないので、そこは徹底的に繰り返します。これが「マネジメント」です。
基本的に、新しい知識を「テスト」や「実践」で使えるようになるためには、次のような工程を経ます。
知らない(聞いたこともない)
→知らない(聞いたことはある)
→わかったつもり(調べて一度は知ったけれど)
→わかった(口頭で、理屈も含めてアウトプットできる)
→(その知識を使って)一部できる
→(その知識を使って)過不足なくできる。
この前半の3つの工程は「教育」が必要で、その後は「マネジメント」が必要なのです。

 

【3位】「子別指導」=その子に合った勉強法を一緒に探し、そしてとにかくいいところを見つけ、できているところをさらに改善します。

【2位】「才能がある」と言われている人たちは、
〝その人に合った〟動機付けがまずあって、
そこから〝正しいやり方〟を選んで、
〝コツコツと努力〟を積み重ねている。
そしてきっちりと結果を出して、そのときに初めて「才能がある」という状態になる。正確に言えば、「才能がある」と言われるようになる。

【1位】守破離とは、剣道や茶道などの修行における個人のスキルの段階を示したもの。
まず「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
次に「破」は、他の師や流派の教えについても学び、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
3つめの「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。(『デジタル大辞泉』より)
ですから、まずは〝師となる人〟の教えを守って、徹底的に真似をしてください。

本の紹介~才能の正体~

書名:才能の正体

著者:坪田 信貴

出版社:幻冬舎

発売日:2020/6/11

単行本:275ページ

 

著者プロフィール~坪田 信貴~

坪田塾塾長。起業家。

心理学を駆使した学習法により、これまでに1300人以上の子どもたちを「子別指導」、多くの生徒の偏差値を急激に上げてきた。また、人材育成やチームビルディングでも手腕を発揮、研修も多く請け負う。吉本興業ホールディングスの社外取締役も務めるなど、枠にとらわれず活躍している。著書に『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』ほか多数。

 

まとめ~才能の正体~

オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

才能は、誰にでもあり、才能とはどのようなもので、どのように見つけ、どのように伸ばせばよいかが書かれているので、才能について深く考えるきっかけになる。

「能力」はコツコツと努力を続けられれば、誰でも身につけることができ、この「能力」が高まっていくと、人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出てきて「才能」に変わる。最初の能力を身につける方法として、まずは〝師となる人〟を見つけて徹底的に真似(完コピ)することをオススメしている。

ただ、さらに能力を伸ばすためには、著者は子別指導(その子にあった指導方法)を推奨しているので、才能のある子を育てるための答えが書かれているわけではない。(ヒントになることはたくさんあるので、体系的に理解されたい方にオススメ)

 

この本を読んで、子育てに活かしたいこと

・『守破離』の精神を取り入れる

・子別指導の考え方を大事にする

・子どもの興味のある分野の〝師となる人〟を早めに見つける

 

本日のHanaあるある…

Hana
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大人が食べているものを欲しがる

 

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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